BAD ENGLISH / BAD ENGLISH
説明不要かもしれないが。
元ベイビーズのジョン・ウェイト(Vo)とジョナサン・ケイン(Key)、リッキー・フィリップス(B)に、元ジャーニーのニール・ショーン(G)と愛弟子ディーン・カストロノヴォ(Dr)が合流した、英米混合のスーパーグループ。
が、1989年に発表したのがこのアルバム。
【当時のヒット状況】
アルバム BAD ENGLISH 全米21位(プラチナム)
シングル Forget Me Not 全米45位
シングル When I See You Smile 全米1位
シングル Price Of Love 全米5位
シングル Heaven Is A Four Letter Word 全米66位
シングル Possession 全米21位
個人的に驚いたのが、アルバムが全米21位止まりだった事。
(当時はロングヒットしていた記憶があるので、プラチナム獲得は納得)
まあ、勝気な印象のあるニール・ショーンからすれば失敗作に映ったのかもしれない。
ギターももっと弾きたかったみたいだし。
そんなこんなで、彼らは2枚目アルバムリリース直前に解散(それを知ったのは、2枚目がリリースされて少し経ってから)。
ただ、僕から見れば、ニールとジョナサンのキャリアハイはここ!って印象かな。
でも、当時はあまりそんなこと考えてなくて、
お決まりのMTVヘッドバンガーズボールで流れていたForget Me Notにノックアウトされて、行きつけのレンタルCD店で借りて、
Possessionがお気に入りだったな。
ただ、そのForget Me Notもヒットせず(TOP40に入っていなかったので、ヒットの認識は無かった)、個人的にアルバムだけを聴いていたら、いつの間にかWhen I See You Smileがあれよあれよと言う間に全米1位に輝いて、その後、ドン・ヘンリーみたいなPVのPrice Of Loveがロングヒット。
懐かしいな。
当時は音像がかなり分厚くゴージャスな印象で、聴いていて疲れる感じもして、ハートのBRIGADEもプロデュースしたリッチー・ズィトーはやり過ぎかなーとか思ったりしていましたが、
今聴くと、いや、もっともっと!と言う訳で、ROCK CANDYレーベルのリマスターを買い直したりして。
今もお気に入りで聴いています。
個人的にこのバンドの中心は、何と言ってもボーカルのジョン・ウェイト。
甘いヴォイスで、声域もそんなに広いとは感じないのだが、甘いバラードからハードロックまでそつなく歌いこなすその力量も含め、僕にとっては実に魅力的。
上記以外の曲では、6曲目のTough Time Don't Lastや7曲目Ghost In Your Heartと言ったナンバーも好きかなあ。
全体的に垢抜けたナンバーも悪くないし、それが無いと物足りないんだけど、でもやっぱりこのアルバムのコアになるのは、ちょっと憂いのあるナンバーの数々。
ジャーニー好きにもおススメかもしれないけど、同じ英米混合のフォリナーが好きな方により一層オススメ!!
って、ジャーニー好きな人はフォリナーも好きだろうし、フォリナー好きな人はジャーニーも好きだろうから、そういう方はみんな聴いてね!って感じ。
このアルバムにおけるニールの、弾くとこは弾く、引くとこは引く(笑)なギタープレイが、凄くバランス良くて好き。やっぱり歌モノROCKだから、アルバムにおけるギターはこのくらいで、あとはライヴで!!ってのが僕は好きかな。
はい、
僕にとっては色褪せない1枚。
音楽、いいですね!