終わりのない夏/J-WALK
今から30年以上も前。
1989年の夏、
同級生のO塚くんが、彼の家で僕に教えてくれたアルバム。
洋楽一辺倒の僕と違いO塚くんはJ-ROCK派で、
彼の家に置いてあったエレキギターで、得意げに氷室のDear Algernonを聴かせてくれて。
僕は、目の前でエレキギター(勿論繋いではいない)を弾いて貰うのは初めてだったから、
とても感動したのを覚えている。
そんな彼が、
「このアルバムだけは、何年経っても飽きないんだよなー」
などと、今思えばまだ発売から2年しか経ってないし、
当時俺たちまだ16歳くらいで何言ってんだよとのツッコミも入るのだろうが。
当時は妙に説得力のある言葉だった。
僕の初J-ROCKは、恐らく彼らだろう。
あれから、今年で31回目の夏が来ようとしている。
O塚くんとは、高校の卒業以来会っていないが。
そうそう、確か彼の家は、今でもよく行くCD屋さんから、多分200~300mくらい先だったと思う。
そんな訳で。
J-WALKの魔法と、
彼の言葉の魔法は今年も健在で、
今年も僕は、このアルバムを聴く。
暑い夏を吹き飛ばす系の音楽じゃなく、
暑い夏に木陰の下で風に吹かれながら、汗を拭いながら、
ひと息ついて聴きたい。
そんなグッドミュージック。
中古なら安く売ってるから、
僕はおススメしたいと思います。
音楽、いいですね!