ふく。の日記

誰にも気付かれないような風に運ばれ、君は何処へ、僕は何処へ、気付かぬまま、また別の道

WHAT'S MY NAME / RINGO STARR

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おおー…。



良い…。




派手な大ヒット曲は出ないかもしれないが、末永く聴き続けるアルバムになるのではないか。



それが、数回このアルバムを聴いた僕の感想です。



01.Gotta get up to get down
 リズムやハモンドオルガン風のキーボードに、
 古き良き70年代ロックの雰囲気を感じる。
 まずは挨拶代わりに、このアルバムを象徴するナンバー。

02.It’s not love that you want
 Please please me風なイントロ、T-Rex風なAメロ。
 Please please meではなくGive meと歌っている歌詞にもニヤリ。

03.Grow old with me
 最初はキーがかなり低く感じるが、数回聴けば違和感は無くなる。
 Free as a birdのように、ジョンレノン節でありながらポールの声が
 しっかりハマる。「ジョンとポールの相性の良さ」を改めて感じる。

04.Magic
 全編に渡ってスティーヴ・ルカサー節のギターが心地良い。

05.Money
 カバー曲。このアルバムにぴったりのロックンロールナンバー。
 Magicとは一転して裏方に徹するスティーヴ・ルカサーの器用さが光る。

06.Better days
 Moneyを受け継ぐようにロックなギターで始まるナンバー。
 メロディも冴える。
 話題となっているGrow old with meやMoneyだけでなく、
 良い曲が多いこのアルバムを象徴するナンバー。

07.Life is good
 Aメロの最初がBOØWYのB・BLUEと思うのは僕だけだろうか。
 ギターソロの最初に来るWith a little help from my friendsのメロディ。
 こちらに思わずニヤリとするのは、僕だけではないだろう。

08.Thank God For Music
 ゴキゲンなピアノとギターに続いて、カモン・フィール・ザ・ノイズ
 を思わせる印象的なメロディが登場(これが曲の軸になる)。
 ギターソロの最初で奏でられるフレーズに、思わずジョージを感じる。

09.Send love spread peace
 甘酸っぱいメロディが印象的。Imagineなんて歌詞にも
 ジョンレノンを感じるものの、僕はジョージを感じたりもする。
 ドニー・ヴィーにも歌って欲しいナンバー。

10.What’s my name
 大円団、
 ライヴのラスト、
 セッションタイムが見えるようなナンバー。
 物足りないくらい、
 あっという間の全10曲を締めくくるにはもってこいだ。



僕の全体的な印象として、



コード進行は比較的シンプルに、
基本は丁寧なメロディと演奏、アレンジ、
印象的なギターとキーボードを引き連れて、
ミドルテンポだけどテンポの良い楽曲が並んでいる。



そして、



「どの曲も良い」



実はポールよりもリンゴの方が元気なのでは?とさえ思ってしまう出来栄えだと思う。



なんかまだ聴き足りないなー。



と思って、また1曲目へ。



あー。



ジョンやジョージを感じつつ、もう少しポールも感じたいな、なんて思ったりすると。



2人が元気なうちに、ポール&リンゴ名義のアルバムが聴きたい。




って正直に思ったりもする。



とにかく。


生き生きとして、すごくグッと沁みるアルバムだと思います。


音楽、いいですね!



※2019年発表作品。