VITAL SIGNS / SURVIVOR
と言う訳で、今回はサバイバーが1984年に発表したアルバム「バイタル・サインズ」。
1980年代に熱心に洋楽を聴いてきた方の中では、恐らくこのアルバムがサバイバーの代表作なんじゃないか、と思います。
◆当時のヒット状況◆
1.週間チャート
アルバム VITAL SIGNS 16位
シングル THE MONET OF TRUTH/IT DOESN'T HAVE TO BE THIS WAY 63位(日本盤ボーナストラック)
シングル I CAN'T HOLD BACK/I SEE YOU IN EVERYONE 13位
シングル HIGH ON YOU/EVERLASTING 8位
シングル THE SEARCH IS OVER/IT'S THE SINGER NOT THE SONG 4位
シングル FIRST NIGHT/FEELS LIKE LOVE 53位
2.年間チャート(1985年)
アルバム VITAL SIGNS 15位
シングル I CAN'T HOLD BACK 73位
シングル THE SEARCH IS OVER 48位
週間チャートの情報だけでは見えにくいのですが、この年間チャートでの成績を見ると、リアルタイムに米国で聴いていたリスナーにとって恐らくは相当なヒットに感じただろう、と思います。
事実、当時このアルバムは売上150万枚を突破し、サバイバーを前座からヘッドライナーに押し上げており、日本公演も実現させています。
僕は高校生の頃(1990年頃)に近所の本屋兼レンタルショップでビデオを借りた(のですが我が家はベータで観れず友人宅で鑑賞)ほどサバイバーに入れ込んでいたのですが、とにかくそのビデオでも観客がすごく盛り上がっていました。
勿論後にVHSビデオデッキを購入し、ダビングし、更にDVDにもダビングし、今も家宝にしている事は言うまでもありません。
そんな訳で、
チャート状況と思い出話で終わってしまいそうですが。
実は、このアルバムを購入したのは、1991年に入ってからだったと思います。
その前に日本編集盤THE BEST COLLECTION OF SURVIVORを購入し、5曲が被っていました。しながい学生だった僕からすれば、曲が被っていないアルバムを優先して買っていくので、今夜は眠れない、ホエン・セカンズ・カウントを買ってから、このバイタル・サインズだったのです。
ああ、
これだけキレのあってベスト盤クラスのアルバムなのに、僕の中では前述のTHE BEST COLLECTION OF SURVIVORの印象が勝ってしまい、いまひとつアルバムとして好きになり切れない歯痒さ。それでもかなり好きなのですが、完成度と好き加減には乖離があります。
でも、
リアルタイムで聴いていたら、これは大変な事件だったろうなと思う、そんな出来栄え。聴けば聴くほど、沁みてくる。
そんな傑作。
リマスター盤も良いですが、オリジナル盤を聴いてきた僕としては、ちょっと音圧が強すぎる感じ。出来れば、シャカシャカした音質のオリジナル盤を大音量で聴く事をオススメします。
音楽、いいですね!